無地Tシャツの丸胴と脇ハギの違い|プリント・着心地・品番別の脇仕様

 
無地Tシャツの丸胴と脇ハギの違い|プリント・着心地・品番別の脇仕様

無地Tシャツの商品ページで「丸胴」「脇ハギ」という言葉を見かけて、どちらを選べばよいか分からないまま手が止まっている方へ。この2つ(正確には「横割り」を入れた3つ)は、脇の縫い目をどう作るかという縫製仕様の違いです。見た目の差は小さいのに、プリントできる範囲・着たときのシルエット・洗濯後の形の崩れ方まで変わります。この記事では、当店で取り扱っている品番の実際の仕様を見ながら、用途別にどちらを選べばよいかを整理します。

丸胴・脇ハギ・横割りは「脇の縫い目」の違い

Tシャツの身頃(胴体の部分)の作り方は、大きく2通りあります。筒状に編んだ生地をそのまま使うか、前身頃と後身頃を別々に裁断して脇で縫い合わせるかです。この差が、そのまま脇仕様の名前になっています。

丸胴=脇に縫い目がない

丸胴は、筒状に編んだ生地をそのまま身頃に使う作り方です。脇に縫い目が入らないため、脇から脇まで生地が一枚でつながります。当店で扱う00083-BBT(4.0オンス)の商品ページには「丸胴(脇に縫い目がなく、脇腹にもプリントできます)」と記載があります。縫い目が肌に当たらないので、脇のゴロつきが出にくいのも特徴です。

脇ハギ=脇に縫い目がある

脇ハギは、前後の身頃を裁断して脇で縫い合わせる作り方です。縫い目が1本入るぶん、体に沿ったラインを作りやすく、サイズ展開を細かく設計しやすいという利点があります。当店のドライTシャツ00300-ACT(4.4オンス)は脇ハギ仕様で、キッズの100センチから大人の7Lまで18サイズが並びます。

横割り=縫い代を左右に割って始末する

横割りは脇ハギの一種で、縫い合わせた縫い代を左右に開いて倒す始末方法です。縫い代が片側に寄らないため、脇のあたりが平らになり、厚みが出にくくなります。5700-01(4.4オンス・リサイクルポリエステル)の商品ページには「脇仕様:横割り仕様」と明記されています。

丸胴仕様の定番ボディ 00085-CVT の商品画像。左に全色のカラーチャート、右は白い無地Tシャツを着た男性モデル、下部にサイズ表記

当店の品番はどの脇仕様か(10月5日時点)

脇仕様は品番ごとに決まっていて、カラーやサイズでは変わりません。当店で扱っている代表的な半袖ボディの仕様を、商品ページの記載どおりに並べます。数字はいずれも本日時点の税込価格です。

  • 00083-BBT:4.0オンス・綿100%(杢グレーのみ綿85%とレーヨン15%)・全18色・6サイズ・303円から。丸胴、襟はリブ編み
  • 00085-CVT:5.6オンス・綿100%(杢グレー003は綿80%とポリエステル20%、アッシュ044は綿95%とポリエステル5%)・全53色・13サイズ・421円から。丸胴、首リブ、袖口と裾はステッチ始末
  • 5001-01:5.6オンス・綿100%(一部の杢カラーは混紡)・天竺編みのセミコーマ糸・全61色・6サイズ・507円から。丸胴、首リブはダブルステッチ
  • 4252-01:7.1オンス・綿100%(オープンエンド糸)・全5色・6サイズ・1,099円。丸胴、首リブのダブルステッチに加えて肩までの襟伏せテープ付き
  • 00300-ACT:4.4オンス(150グラム毎平方メートル)・ポリエステル100%のメッシュ・全50色・18サイズ・334円から。脇ハギ
  • 5700-01:4.4オンス・ポリエステル100%(10色はカチオン可染)・全26色・8サイズ・479円から。横割り、熱加工は120度以下を推奨

この並びを見ると傾向がはっきりします。綿の定番ボディは丸胴が多く、ポリエステルのスポーツ系ボディは脇ハギや横割りが多い、という分かれ方です。素材そのものの違いは無地Tシャツは綿かポリエステルかで詳しく比べているので、素材から決めたい場合はそちらもあわせてご覧ください。

プリントを入れるときに差が出るところ

脇仕様がいちばん効いてくるのは、プリントの設計です。判断のポイントは3つあります。

脇腹まで使う大きな柄は丸胴が向く

丸胴は脇に縫い目がないので、プリント台に生地を平らに乗せたとき、脇腹の位置まで段差なく刷れます。前身頃から脇へ回り込むデザインや、身頃いっぱいの大判プリントを考えているなら丸胴が扱いやすい作りです。00083-BBTの商品ページが「脇腹にもプリントできます」と書いているのは、この性質を指しています。

脇ハギは縫い目をまたがない配置にする

脇ハギのボディでも、胸や背中の中央に収まる柄なら問題はありません。注意したいのは、柄の端が脇の縫い目にかかる配置です。縫い目の段差でインクが乗りにくくなり、仕上がりにムラが出ることがあります。版の幅を身頃の中央寄りに収めるか、縫い目の手前で柄を止める設計にしておくと安心です。

薄手ボディは大判プリントの風合いに注意

これは脇仕様というより生地の厚さの話ですが、同時に検討されることが多いので触れておきます。00083-BBTのような4.0オンスの薄手ボディは、面積の大きいプリントでは風合いが硬く感じられることがあると商品ページにも注記があります。厚さの考え方はTシャツの「オンス」とは?にまとめています。プリント方式ごとの向き不向きはオリジナルTシャツの無地ボディ選びで整理しました。

脇ハギ仕様のドライTシャツ 00300-ACT の商品画像。左に全色のカラーチャート、右は杢ブルーのドライTシャツを着た男性モデル、下部にサイズ表記

着心地とシルエットで差が出るところ

着たときの違いは、縫い目が肌に当たるかどうかだけではありません。

脇のゴロつきが出にくいのは丸胴

丸胴は脇に縫い代がないので、腕を動かしたときに縫い目が擦れる感覚がありません。肌当たりを気にする方や、インナーとして重ね着に使う場合に向きます。重ね着の考え方は秋の重ね着に合う無地Tシャツの選び方にまとめています。

体に沿うラインを作りやすいのは脇ハギ・横割り

脇ハギは前後の身頃を別々に裁断するため、脇のカーブを設計できます。運動量の多いスポーツ用途で、サイズを細かく展開しているボディに脇ハギが多いのはこのためです。横割りはさらに縫い代を開いて平らにするので、脇の厚みが出にくく、汗をかいた状態でも張り付きにくくなります。

洗濯を重ねたときの「ねじれ」

綿の丸胴ボディは、洗濯を重ねると身頃がわずかにねじれて見えることがあります。筒状の生地を使う作り方では、編み地のくせが脇の縫い目で止められないためです。気になる場合は、洗濯機に入れる前に裏返して形を整え、干すときに身頃を軽く引いて縦横を揃えると目立ちにくくなります。素材や加工によって扱いは変わるので、お手入れの前に製品の洗濯表示をご確認ください。首元の形を保つ干し方はTシャツの首元が伸びるのを防ぐ洗い方と干し方で説明しています。

用途別・どちらを選ぶか

ここまでの違いを、よくある用途に当てはめます。

  • イベントやクラスの記念Tシャツ:背中や胸に大きく名前を入れるなら丸胴の00085-CVTや5001-01が扱いやすい作りです。色数が多く、人数ぶんのサイズも揃います。選び方はクラスTシャツの無地ボディ選びにまとめています
  • 店舗や現場のスタッフウェア:毎日洗う前提なら、形が保ちやすい厚みのあるボディが向きます。スタッフTシャツの無地ボディ選びに基準をまとめました
  • スポーツ・屋外のイベント:汗の抜けと乾きを優先するなら脇ハギの00300-ACTや横割りの5700-01です。熱加工の温度条件があるので、プリント業者と事前にご相談ください
  • 子ども用:サイズによって脇仕様が変わるボディもあります。キッズの選び方はキッズの無地Tシャツの選び方をご覧ください
  • 色から決めたいとき:無地Tシャツの色の選び方と無地Tシャツのサイズの選び方を先に読むと、品番を絞り込みやすくなります

よくある質問

丸胴と脇ハギで、生地の質や耐久性に差はありますか

脇仕様そのものは生地の質を表すものではありません。耐久性に効くのは、オンス(生地の厚さ)、糸の種類、首リブやステッチの始末です。たとえば4252-01は7.1オンスで、首リブのダブルステッチに加えて肩まで届く襟伏せテープが付いています。厚みと始末の両方を見ると、長く使う用途に向くボディが選びやすくなります。

商品ページのどこを見れば脇仕様が分かりますか

各商品ページの仕様欄に「丸胴」「脇ハギ」「横割り仕様」のいずれかを記載しています。記載がない場合はお問い合わせいただければお調べします。サイズによって仕様が変わるボディもあるため、キッズと大人でサイズをまたいで発注する場合は、両方のサイズの記載をご確認ください。

脇に縫い目がないほうが上位の仕様ということですか

上下の関係ではなく、向き不向きの違いです。脇腹まで使う大判プリントや肌当たりを優先するなら丸胴、体に沿うラインや細かいサイズ展開を優先するなら脇ハギや横割りが向きます。用途を先に決めてから品番を選ぶほうが、迷いが少なくなります。

同じ品番なら、色が違っても脇仕様は同じですか

同じ品番であれば脇仕様は共通です。ただし素材の混率は色によって変わることがあります。00085-CVTは基本が綿100%ですが、杢グレー003は綿80%とポリエステル20%、アッシュ044は綿95%とポリエステル5%です。混率が変わると色の出方や乾き方も変わるため、発注前に該当カラーの表示をご確認ください。

まとめ

脇仕様は、商品ページの中では小さな1行ですが、プリントの設計と着心地に直結する情報です。脇腹まで使う大きな柄や肌当たりを優先するなら丸胴、体に沿うラインや細かいサイズ展開、汗をかく場面を優先するなら脇ハギや横割り。この基準で絞り込むと、候補が一気に減ります。当店の半袖ボディは本日時点で21品番あり、それぞれの仕様を商品ページに記載しています。

どの品番も1枚から卸価格でご注文いただけます。まずは半袖の無地Tシャツ 商品一覧から、用途に合う脇仕様のボディをお選びください。1枚で試してから本発注する流れは無地Tシャツはまとめ買い前に1枚で試すにまとめています。

無地ボディを1枚から卸価格で

記事で紹介した品番は、メーカーから取り寄せて自社倉庫から直送でお届けします。税込12,000円以上で送料無料(沖縄県を除く)。

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