オリジナルTシャツの無地ボディ選び|プリント方式別に向く素材と厚さ

 
オリジナルTシャツの無地ボディ選び|プリント方式別に向く素材と厚さ

「デザインは決まったのに、プリントを頼む前のボディ選びで止まってしまった」——チームのユニフォームやイベントの記念Tシャツを作る方から、いちばん多くいただく相談です。プリントの方式によって向く生地はちがい、同じ柄でも綿とポリエステルでは仕上がりの見え方が変わります。この記事では、プリントを前提に無地ボディを選ぶときの判断の順番を、2026年9月27日に当店の商品ページで確認した仕様とあわせて整理します。加工そのものはお付き合いのあるプリント業者にお任せするとして、「どのボディを何枚買うか」を自分で決められる状態を目標にします。

作業台の上に畳んだ無地Tシャツを白・黒・ネイビーの順に並べ、隣に色見本の紙とメジャーを置いた写真

ボディ選びは「方式 → 素材 → 厚さ → 縫製 → 色数」の順で決める

迷いが生まれるのは、順番が入れ替わっているときです。最初に色から選ぶと、後で「この方式ではその色に乗りにくい」と戻ることになります。決める順番は、後から変えにくいものを先に置くのが早道です。

なぜ方式が先なのか

プリントの方式は、版を作るのか、転写するのか、生地に直接刷るのかで、必要な生地の条件が変わります。方式はデザインの内容と枚数でだいたい決まり、後から変えると費用も見積もりも変わります。先に方式を確定し、それに合う素材の候補を出す流れにすると、ボディの往復が起きません。

枚数を先に数えておく

もうひとつ先に決めたいのが枚数とサイズの内訳です。10枚なのか80枚なのかで向く方式が変わり、サイズ展開の広い品番が要るかどうかも変わります。名簿がある行事なら、サイズの人数を数えてから品番を見に行くほうが、選び直しが減ります。

方式別に、生地へ求められる条件がちがう

ここでは代表的な4つの方式について、ボディ側で気にする点だけを挙げます。費用や納期は業者ごとに異なるので、見積もりの段階で確認してください。

シルクスクリーン

版を作って刷る方式です。同じ柄をまとまった枚数で作るときに選ばれます。ボディ側で見るのは、生地の表面が平らかどうかと、色数ぶんの版が乗る面積があるかどうかです。表面に凹凸のある糸を使った生地では、細い線の見え方が変わることがあります。

転写(DTF)

フィルムに出力した柄を熱で貼る方式です。1枚からでも色数の多い柄を出しやすいのが特徴です。熱を当てるため、ボディ側では熱に弱い加工がないか、色移りが起きやすい濃色かどうかを業者に伝えておくと安心です。

インクジェット直接(DTG)

生地に直接インクを吹きつける方式です。綿の比率が高い生地で扱われることが多く、写真のような階調のある柄に向きます。混紡の割合によって仕上がりが変わるので、選んだ品番の素材表記をそのまま業者へ渡してください。

昇華転写

熱でインクを気化させて繊維に入れる方式です。ポリエステルの白や淡色を前提にした方式で、綿の生地には使えません。全面に柄を入れたいときの選択肢になります。

素材|綿・ポリエステル・混紡で分かれる

当店の定番から、素材の書き方を当日の商品ページで確認したものを並べます。混紡の色番がある品番は、色によって素材が変わる点に注意してください。

同じ柄を綿とドライの両方で作る予定があるなら、色の見え方が変わるため、業者に両方の素材を伝えたうえで仕上がりの確認をお願いするのが確実な進め方です。綿とポリエステルの違いを先に押さえたい方は、速乾ドライ2品番の比較もあわせてご覧ください。

厚さ|オンスは「柄の重さ」と一緒に考える

厚い生地ほど、面積の大きい柄を入れたときに生地が引っぱられにくくなります。逆に薄手は軽く着られますが、濃色の下地に白を重ねるような柄では、生地の落ち感が変わることがあります。当日の商品ページで確認した厚さと税込価格は次のとおりです。

品番 厚さ 素材 色数 価格(税込)
00083-BBT 4.0オンス 綿100% 全18色 303円から
00300-ACT 4.4オンス(150g/㎡) ポリエステル100% 全50色 334円から
00085-CVT 5.6オンス 綿100% 全53色 421円から
5001-01 5.6オンス 綿100% 全61色 507円から
4252-01 7.1オンス 綿100% 全5色 1,099円

厚さの目安をもう少し詳しく知りたい場合は、オンスと厚さの記事で用途別に整理しています。白い生地に柄を入れるときの透けについては、白Tシャツの透けの記事が参考になります。

白い無地Tシャツを平置きにして、袖の付け根あたりに手を添え、脇に縫い目のない胴まわりを見せている写真

縫製|丸胴か脇ハギかで、刷れる場所が変わる

見落としやすいのが縫い目です。脇に縫い目のない丸胴の生地は、胴まわりが筒状になっているため、脇の近くまで柄を置けます。00083-BBTの商品ページには「丸胴(脇に縫い目がなく、脇腹にもプリントできます)」と明記されています。

当日確認したところ、00085-CVT・5001-01・4252-01も丸胴で、00300-ACTは脇ハギ(脇に縫い目がある仕様)でした。脇や裾の端まで柄を伸ばす柄組みを考えているなら、丸胴の品番から選ぶほうが業者との相談が短くなります。

首まわりの仕様も見ておく

首元の仕様は、着たあとの形もちですが、プリントの位置決めにも関わります。00085-CVTは首リブで袖口と裾はステッチ始末、5001-01は首リブがダブルステッチ、4252-01は肩まで届く襟伏せテープとダブルステッチという仕様でした。背中の首下に小さい柄を入れるときは、この襟まわりの厚みを避けた位置を指定します。首元のもちを長くしたい方は、首元のお手入れの記事もどうぞ。

色数とサイズ展開|全員ぶんを同じ品番でそろえる

柄が1種類でも、着る人の体格はそろいません。サイズ展開の広さは、追加注文のしやすさにも関わります。当日の商品ページで確認したサイズの本数は次のとおりです。

  • 00300-ACT:キッズ100サイズから7Lまで全18サイズ(大きいサイズは色が限られます)
  • 00085-CVT:キッズ100サイズからXXXLまで13サイズ
  • 5001-01:S・M・L・XL・XXL・XXXLの6サイズ
  • 00083-BBT:150サイズとS・M・L・XL・XXLの6サイズ
  • 4252-01:XSからXXLまでの6サイズ

色数は5001-01が全61色、00085-CVTが全53色、00300-ACTが全50色でした。学年やチームで色を分けたい行事では、色数の多い品番から選ぶと1品番でそろえられます。身幅の測り方から決めたい方はサイズの選び方、綿の定番2品番で迷っているなら00085-CVTと5001-01の比較をご覧ください。

00083-BBT 4.0オンス ライトウェイトTシャツのホワイトを平置きで撮影した商品画像

用途から引く、組み合わせの目安

ここまでの条件を、よくある用途に当てはめて並べます。最終的な適性は柄と業者の設備で変わるので、見積もりのときに品番をそのまま伝えてください。

  • まとまった枚数を配る記念Tシャツ:価格を抑えたい場合は00083-BBT、着心地を優先するなら00085-CVT。
  • 運動する場面のユニフォーム:吸汗速乾の00300-ACT。全面の柄を考えるなら昇華転写の相談ができます。
  • 物販として売る1枚:生地の見え方に厚みが出る4252-01。オープンエンド糸で表面に凹凸があるため、細い線の再現は事前に確認します。
  • 色を分けて配る:色数の多い5001-01。

羽織りものに柄を入れる場合は、パーカー・スウェットの選び方で素材の違いを整理しています。品番の在庫や色の組み合わせで迷ったら、お問い合わせからご相談ください。

プリントしたあとの洗い方で気をつけること

柄を入れたTシャツは、生地だけのときと扱いが変わります。洗濯機に入れる前に、製品の洗濯表示と、加工をお願いした業者からの指示の両方を確認してください。柄を内側にして裏返す、乾燥機の使用可否を確かめる、柄の面にアイロンを直接当てないといった基本を守るだけでも、見た目のもちが変わります。仕上がった1枚を長く使ってもらうために、配るときにひと言添えておくとよいでしょう。

よくある質問

プリントは何枚から頼めますか

枚数の下限は加工をお願いする業者の条件によって変わります。当店の無地ボディは1枚からお求めいただけるので、業者が1枚を受けてくれる方式であれば、試作の1枚から始められます。

同じ柄で綿とドライを混ぜてもよいですか

混ぜること自体はできますが、素材が変わると色の出方が変わります。並べて配るときに見え方をそろえたいなら、業者に両方の品番を伝えて、それぞれの仕上がりを見せてもらってから決めるのが安心です。

濃い色のボディに白い柄を入れられますか

方式によって扱いが変わります。濃色に明るい色を乗せる場合は下地の処理が入ることが多く、その手間が費用や納期に影響します。濃色で考えているときは、見積もりの段階でその前提を伝えてください。

サイズを後から追加できますか

同じ品番・同じ色が在庫にあれば追加でお求めいただけます。サイズ展開の広い品番を選んでおくと、後から人が増えたときに同じボディでそろえやすくなります。追加のときは品番と色番をメモしておくと確認が早く済みます。

まとめ

プリント前提のボディ選びは、方式を先に決め、そのあとで素材・厚さ・縫製・色数を順に見ていくと迷いません。綿とポリエステルのどちらを使うのかで候補が絞られ、丸胴かどうかで柄を置ける範囲が決まり、色数とサイズ展開で「全員ぶんそろえられるか」が決まります。この記事で挙げた数字は2026年9月27日に商品ページで確認したもので、色や在庫の状況によって変わることがあります。最新の仕様は各商品ページでご確認のうえ、半袖Tシャツの一覧や全商品の一覧から比べてみてください。

無地ボディを1枚から卸価格で

記事で紹介した品番は、メーカーから取り寄せて自社倉庫から直送でお届けします。税込12,000円以上で送料無料(沖縄県を除く)。

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